《1学期の始業式》
4月14日、新年度が始まりました。着任式では、2人の新しい先生と2人の新しいお友だちの紹介がありました。その後の始業式では、校長先生が、「気持ちのよいあいさつをしましょう」「自分の命を大切にしましょう」「いろんなことに挑戦し、やってみましょう」という3つの願いについてお話されました。そして、3人の児童が児童代表の言葉を発表しました。6年生の児童は、勉強・語学・友だち作り・会話力について具体的な7つのめあてを発表しました。1学年進級した子どもたちは希望を胸に、目をキラキラ輝かせながら新たなスタートを切りました。
《入学式》
4月15日は入学式でした。「ドキドキドン1年生」の音楽に合わせて目を輝かせた可愛らしい小学部の新入生が6年生と一緒に入場してきました。続いて、中学部の新入生がヴィヴァルディの「春」の音楽に合わせて爽やかに入場しました。この日、小学部5名、中学部1名の児童・生徒がCJSでの生活をスタートさせました。「みんな仲良しなので、安心してください。」という校長先生の話をしっかりと聞いていました。そして、担任の先生が名前を呼ぶと、「はい!」という明るく元気な返事をしてくれました。たくさんの新しい仲間を迎え、在校生はとても嬉しそうでした。
《委員会朝会》
新年度になり、新しい委員会活動が始まりました。4年生以上の児童・生徒が、「企画」「図書」「放送」の3つの委員会に分かれて活動しています。4月23日の委員会朝会では、活動のめあてや内容などを各委員会から発表しました。3年生以下の児童は、目を輝かせながら身をのりだして話を聞いていました。最後は、この日に誕生日を迎える2人の児童にみんなで「ハッピーバースデイ」の歌を歌ってお祝いしました。2人は、思いがけないサプライズに驚き、満面の笑みを浮かべとても嬉しそうでした。
《新入生・編入生歓迎会》
4月からこれまでの新入生と編入生は7人です。企画委員会主催の歓迎会がありました。紹介では、「好きなたべものは?」「好きなキャラクターは?」などのインタビューに緊張しながらもしっかりと応えていました。その後、先生たちも一緒に「じゃんけん列車」のゲームをしました。じゃんけんの度に「ワー!」という歓声が上がり、みんな楽しそうでした。最後に、「CJSバッチ」の贈呈がありました。これはCJSの一員になった証です。「この学校に来てくれてありがとう。」という在校生のメッセージからも歓迎の思いが伝わる温かい会になりました。
《第1回避難訓練》4月29日
「不審者が侵入した」という 設定で避難訓練を行いました。ブザー(不審者侵入の合図)が聞こえると、児童生徒と職員は僅か1分15秒でパニックルームに避難しました。その後、5年生が怪しい人の特徴、狙われやすい人、不審者に出会った時の対応などについて、画像や実演を通して伝えました。次に、助けを呼ぶときの言葉を日本語、英語、アラビア語で練習しました。避難訓練の様子を見られた大使館の伊藤領事は、「繰り返し訓練して体が自然に動くようになることが大切です。」と話されました。子どもたちは、真剣な表情で話を聞いていました。
《第1回講話朝会》
CJSでは教員が専門性などの持ち味を生かして講話朝会を開きます。1回目は、理科が専門の森下理香教頭による「シャボン玉教室」を開催しました。「本気の失敗には意味がある。失敗から次が生まれる。」「不思議を大切に。」というお話の後、子どもたちは、ストローを手にシャボン玉作りに挑戦しました。「のりや砂糖を入れたらどうなるかな?」「軍手で触るとシャボン玉は割れないね!」「もっと強くふいてみよう。」風に吹かれて飛んでいくシャボン玉を見つめる瞳がキラキラと輝いていました。
《第1回なかよしの日》
今年度から毎月最後の火曜日の5,6校時に、子どもたちが思いっきり遊んだり、やりたいことに主体的に取り組んだりするための「なかよしの日」を設定することにしました。前半は、体育館に全員が集まりエジプトの遊びを2つしました。チームで協力して石を積み上げるゲームや「マイヤ(水)」、「カハラバ(電気)」と言いながら鬼ごっこをしました。後半は、「サッカー」「バドミントン」「うんていなどの遊具」「読書・カードゲーム」「ものづくり」「フリールーム」に分かれて活動しました。子どもたちは友だちとたくさん遊んだり、自分で選択して活動できたりして満足な様子が見られました。
《歯みがき朝会》
はじめに保健指導担当の清水先生から「歯とお口の健康」についての話を聞きました。むし歯は治ると思っている子どもたちが多かったので、「むし歯は治療できるがもとどおりにはならない」と聞いて驚いていました。そして、「6歳臼歯は特にむし歯になりやすいので、上手な歯みがきをすることが大切だ」という話にしっかりと耳を傾けていました。その後、むし歯ができるしくみや上手な歯みがきの仕方を学び、自分の歯ブラシを使って実際に歯みがきの練習をしました。最後に感想を尋ねると「食後の歯みがきの大切さがわかった。」と発表していました。
《学校開放日》
5月3日(金)は学校開放日で、日本人会会員や保護者などたくさんの方々に学校生活の様子をご覧いただきました。3,4校時の授業公開では、子どもたちが主体的に学ぶ姿がたくさん見られました。保護者アンケートでは「少人数の授業で、一人ひとりが発言したり、先生に声をかけてもらったりして、手厚い指導をしていただいていると感じました。」など温かい感想をいただきました。また、ラクダのソッカル君も来てくれて、子どもたちは質問したり乗せてもらったりして大喜びでした。
《編入生歓迎会②》
2回目の歓迎会がありました。新しいお友だちが5人加わり全校児童生徒は28人です。編入生へのインタビューでは、「みんなと仲よくなることが楽しみです。」と笑顔で答えていました。次に、5チームに分かれて「絵しりとり」をしました。りんご→ごま→マスク→くり・・・と言葉をいわず絵を描いて行うしりとりです。しりとりが進むにつれ次第に和やかな雰囲気になりました。会を主催した企画委員の歓迎の言葉では、「たくさん友だちをつくって、これからも一緒に遊びましょう。」とメッセージを送りました。
《体力テスト》
本校でも、日本の学校と同じように体力テストを実施しています。1時間目は体育館で「立ち幅とび・握力・上体おこし・長座体前屈・反復横とび」の測定をしました。たて割り班に分かれてブースを回るとき、高学年の児童は、下級生に「こうやって測るんだよ」とお手本を見せたり、班のみんなの結果を記録用紙に書き写したりして、とても頼もしい姿を見せていました。2時間目は「50m走・ソフトボール(ハンドボール)投げ」をしました。「去年よりタイムが縮まった!」と喜びを感じながら自分の記録と向き合う姿が印象的でした。
《開校記念講話朝会》
5月15日は開校記念日です。カイロ日本人学校は今年で52歳になります。モハンデシン地区からドッキへ、そして現在のギザに学校ができるまでの歴史を知りました。現在の校舎ができるまでの写真を見て「昔はピラミッドが見えていたんだね」「学校の前を川が流れていたなんてビックリ」「でも、パティオのすべり台で遊んでいるのは今も昔もいっしょだね」と、子どもたちは声をあげて喜んでいました。これからもCJSに愛着を感じながら、元気に楽しい学校生活を送ってほしいと思います。
《第2回避難訓練(バス避難)》 5月16日
「大使館より暴動発生の情報が入り、児童生徒の緊急下校が決定した」という 設定で避難訓練を行いました。職員の招集→保護者へ連絡→児童生徒への連絡と下校の準備→パティオ集合(諸注意)→バスで臨時預かり所へ避難→保護者が引き取り自宅へ。児童生徒は、普段とは違う緊張した様子でバスに乗り込み、引率の職員や添乗員の指示に従いながら速やかに行動しました。2011年には革命が起こり緊急避難を行う状況になりました。海外生活では常に緊張感を持ちながら生活することが大切です。
《水泳朝会》
今日の朝会では、もうすぐ始まる水泳学習を前に、先生から、どんなことに気をつけて水泳学習をするのか、大切なお話がありました。「水泳学習は命を守るための学習です。しっかり泳力をつけ、万が一、水難事故にあった時には落ち着いて背中で浮けるようにしておきましょう。」川遊びで脱げたサンダルを追いかけ、おぼれてしまった動画を観て、子どもたちは改めて水泳学習の大切さを認識しているようでした。
《第1回なかよしランチ》 5月22日
今年度最初のなかよしランチは、3,4年生の企画です。はじめに、冷房の効く教室にゴザを敷いて6人ぐらいの7つのグループに分かれてお弁当を食べました。その後、体育館で「スポーツ鬼ごっこ」をしました。赤白2チームに分かれ、相手の陣地のボールを自分の陣地に持ってくるというチームワークの大切なゲームです。汗をいっぱいかきながら走り回り、体育館中に笑い声が響き渡る楽しい時間になりました。
《委員会朝会》
5月28日(火)は委員会朝会でした。まず図書委員会から読書週間の途中経過の報告と、図書〇×クイズがありました。子どもたちは「かいけつゾロリのイシシとノシシ知ってるよ!」「銭天堂おもしろいよね!」と楽しそうに参加していました。そして、放送委員会から曲当てクイズと誰でしょうクイズがありました。最後はお馴染みの放送じゃんけん。「放送じゃんけん、じゃんけん…ぽい!」の掛け声に合わせて大盛り上がりでした。これからも委員会活動を通して楽しい学校生活に彩りを与えてくれることを期待しています。
《第2回なかよしの日》
子どもたちは5月のなかよしの日をとっても楽しみにしていました。前半は体育館に集まり、「木とリス」「ヘビのぬけがらがらがらどん」をしました。先生の「知ってる?日本ではヘビのぬけがらを見つけると幸せになるって信じられているんだよ」というお話のあと、いろんな学年の友だちと手をつなぎながら、呼ばれた番号の間をチームの全員がくぐりぬけました。後半は「英語・おかしづくり・プログラミング・実験・合奏」のブースに分かれ、楽しく活動していました。「なかよしの日って楽しいね」と充実感いっぱいの子どもたちの表情が印象的でした。
《宿泊体験学習》 5月29日(水)~30日(木)
小学部5・6年生と中学部の児童生徒が宿泊体験学習に行きました。「ひろがれ 協力の輪 みんなで助け合いながら活動しよう」をスローガンに、楽しい野外ゲームや創作活動(オリジナルプレート作り)、みんなで力を合わせてドライカレーやピザなどの食事づくりに取り組みました。夜はキャンプファイヤーを囲んでレクレーションを楽しんだ後、国際宇宙ステーションを観ました。マンゴーの木々のあるキャンプ場で仲間との絆を深め、[規律・協働・友愛・奉仕]を意識した活動ができました。
《第2回講話朝会》 6月4日(火)
清水澄江先生による「豊かに言葉広がれ!~辞書を読む~」では、国語辞典を使った3つのゲームをしました。子どもたちは、ゲームを通して辞書はいろいろな使い方ができることを実感していました。電子辞書やパソコン、スマホなどのICT器機の普及に伴い、辞書を手にする機会が少なくなりましたが、低学年と高学年がペアになってチャレンジした「ぱっと広げて言葉探し」などのゲームを楽しんだ子どもたちは、「辞書を引くのはおもしろい」「これからは深く辞書を読みたい」など、辞書の魅力に引きつけられていました。
《第3回講話朝会》
6月11日(火)の朝会は、全校児童生徒が集まって国際理解教育の活動(貿易ゲーム)をしました。子どもたちはチームで協力して知恵を絞り、限られた資源と技術を使って製品を作り、世界銀行に売ってお金を稼いでいました。この活動で子どもたちは「国や地域によって資源や技術に大きな偏りがあること」を知りました。さらに「世界中のみんなで公平に分けたらいいと思ったけど、その難しさもわかった。難しいけれど、この現実を変えたい。」とこれから私たちが目指すべき世界のありかたについて考えを深めている児童もいました。
《小学部4年 校外学習》
小学部社会科の住みよいくらしをつくるの中の「水はどこから」の単元の学習で、ギザ県に12ある浄水場のひとつのモニーブ浄水場を訪問しました。CJSの水もここから届いています。
4年生は訪問に先だち、学校で自分たちで汚れた水をきれいにする実験をしました。今日学んだことは壁新聞にまとめています。
《職業講話》
6月23日(日)の5・6時間目はカイロシンフォニーオーケストラのトランペット奏者である坂本遥さんを講師にお招きして、職業講話を行いました。毎週土曜日の夜にオペラハウスで開かれる演奏会のために計18時間の練習をして準備をしていることや、「今のレベルより上手になるか維持することを大切にしている。でないと上手な人は他にもっとたくさんいて負けてしまう」というお話から、プロとして活躍する坂本さんの意識の高さを知りました。最後は坂本さんと全校児童生徒28人で『フニクリ・フニクラ』の合奏をし、音楽の素晴らしさを再認識することができました。
《第3回なかよしの日》
前半は体育館に集まり、全校児童生徒で「手のなるほうへ」「どちらがながい」という2つのレクレーションをしました。後半は「英語・おかしづくり・ICT・実験・音楽」のブースに分かれ、楽しく活動していました。自分が好きな活動を異学年の友だちと一緒に取り組むことはもちろん、チャレンジしてみたいことに取り組めるのも「なかよしの日」ならではの良さです。音楽では初めてのピアノ演奏にチャレンジする人がいたり、ICTではスクラッチを使ってアバターを動かすプログラムミングをしたりしていました。
《第4回講話朝会》 6月25日(火)
仁藤武尊先生による「私の生まれたまち」では、「自分の生まれた国や地域を好きになってほしい」という思いが伝わる講話でした。まず、子どもたちが7つのグループに分かれて、タブレットを使ってクイズを解きました。内容は「日本」や仁藤先生が生まれ育った「埼玉」に因んだ問題でした。「日本の国鳥は?」「埼玉市のキャラクターは?」など興味深い出題に子どもたちは生き生きと取り組んでいました。出題をする仁藤先生や埼玉出身の清水先生の嬉しそうな様子からも、自分の生まれ育った町を好きになることは素敵なことだと実感する講話でした。
《七夕朝会》
「みなさん、7月7日は何の日か知っていますか。」
織姫と彦星が一年に一度だけ会えるようになったという劇を観て、七夕の由来を知ることができました。また、七夕の歌に出てくる「五色の短冊」という歌詞から、「赤の短冊にはどのような意味があるでしょうか」というクイズが出題されました。五色とは、青・赤・黄・白・黒の5つの色のことです。それぞれに、思いやり・感謝・誠実・決まりを守る・学業に励むという意味があることを知り、日本の年中行事である七夕の奥深さを感じることができました。
《水泳発表会》 7月4日(木)
6月から7月にかけて合計8回、全児童・生徒合同で水泳学習を実施しました。昼食後、バスで10分程の所にあるアハラムスポーツクラブのプールを貸し切り、泳力に応じてグループに分かれ、一人ひとりが個人の目標をもってこれまで練習に励みました。子どもたちは練習を重ねるたびにみるみる上達しました。最終日の水泳発表会では,保護者の皆様の前で学習の成果を堂々と披露することができました。水に親しみ楽しそうに泳ぐ子どもたちの姿は、とてもたくましく見えました。
《第5回講話朝会》
7月10日(水)は武井尚之先生による講話朝会でした。「パスタチャレンジ」では、友だちと協力して、パスタや発泡スチロール片などを使い、タワーを完成させる活動に取り組みました。子どもたちは目標の高さに到達するまで「パスタが折れやすいからどうしようかな」「土台を安定させるために発泡スチロール片を使おう」と頭をひねり、アイデアを出し合って活動していました。最後に先生から「成功するためには、チームのみんなが『できそう!』って思うことが大切です」というお話がありました。
《第6回講話朝会》 7月16日(火)
小幡恵子先生による講話朝会でした。初めに「トゥーバ ワラア マアッス!」のかけ声で始まったのは、エジプトのじゃんけん。言葉が違っても、同じルールで楽しむことができるものはじゃんけん以外にも沢山ありますが、スポーツもその一つです。もうすぐパリオリンピック・パラリンピックが開幕します。エジプトからも革命やクーデター、コロナ禍などを乗り越え、制限された環境下でもスポーツを続けてきた選手が出場します。最後に先生から「スポーツは続けることが大事です。世界の人たちと一緒に選手たちを応援しましょう!」というお話がありました。
《第4回なかよしの日》
前半は異学年が混ざったグループで学校探検をし、ビンゴのマスに書かれたクイズに答えていく活動をしました。普段は行くことのない教室に行ったり、いろいろな先生たちに質問をしたりして、CJSについて新しい発見をしていました。後半はみんなで水遊びをしました。パティオで的あてや水風船、ヨーヨーやシャボン玉など縁日のような雰囲気で楽しい時間を過ごしました。友だちとびしょぬれになりながら思いきり笑い合ったり、ペットボトルやマヨネーズの空容器などを水鉄砲のかわりにして水をかけ合ったりして楽しむ子どもたちの姿はとてもまぶしく感じました。
《第2回なかよしランチ》 7月15日
はじめに、パティオにゴザを敷き7つのグループに分かれてお弁当を食べました。様々な学年の友だちと食べると会話も弾み楽しそうでした。その後、1,2年生が企画した「学校全体かくれおに」をしました。かくれていい部屋や走らないことなどのルールを寸劇で説明する1,2年生は可愛らしくみんな微笑んで見ていました。いよいよかくれんぼが始まると、柱のかげなどに隠れて息を潜めていました。暑い中でしたが、みんなで遊ぶことが大好きな子どもたちです。
《合同音楽~ヴァイオリンとなかよくなろう~》7月16日
ヴァイオリニストで、カイロシンフォニーの第1コンサートマスターとして活躍されている「ヤセル・エル・セラフィさん」の生の演奏を聴きました。ヤセルさんが奏でるヴァイオリンの音色は、華やかで美しく、うっとりと聴き入りました。その後、実際にヴァイオリンを持ち「きらきら星」の個人指導をしていただきました。30人の子どもたち一人ひとりに丁寧に教えてくださいました。ヤセルさんとの出会いは子どもたちにとってずっと心に残ることと思います。
《第2回職業講話》7月18日(木)
JICAにお勤めの神谷哲郎さんと津田加奈子さんのお話を聞きました。神谷さんの講話「15年後の心の片隅に」では、天職を見つけるための3つの視点「できること」「やりたいこと」「やるべきこと」や平和だからこそ、紛争から目を背けてはいけないことなど、多くのことを学びました。津田さんの講話「国際協力・世界の一員としてはたらくこと」では、世界の保健・医療事情や母子手帳の役割などについて教えていだだきました。子どもたちは自分が仕事を選ぶときに大切にしたいことなどを考えるきっかけになったようです。