《始業式》16()

 朝バスから降りた子どもたちから「あけましておめでとうございます」と元気な声が聞こえてきました。いよいよ3学期の始まりです。始業式では、校長先生の「目標を持ちながら、これまで学習したことのまとめや新しい学年にあがるための準備を頑張ってください。」というお話がありました。そのあと、児童代表が「ピラミッドマラソンで長い距離を走るのを頑張ります。」「ジャパンデーではエジプトの人と積極的に交流して、日本の文化を伝えていきたいです。」と、3学期の目標をスピーチしました。


《朝会(新年)

 1月9日()「だっぴー ニューイヤー!」という1・2年生の元気なかけ声で始まりました。2025年は巳年。ヘビが脱皮を繰り返すように、巳年は再生と革新の年であり、新たな方向へ進むのに適した時期だそうです。子どもたちも先生たちも今年の漢字を決めて集まりました。書き初めでは新・前・健・飛・笑・望・光・得など、新年の目標や決意を表す文字を書き上げていました。「どんな漢字を書くのかな」「どうしてその漢字を選んだの?」などと語り合う、楽しそうな子どもたちの表情が印象的でした。


朝会(避難訓練)》1月13日(月)

 4月29日の「不審者対応避難訓練」から10月31日の「バス避難訓練」まで4回の避難訓練を行いました。その振り返りをするのが朝会の目的です。「避難時の合い言葉」「避難の手順」を子どもたちは瞬時に答えていました。その後、日本で起きた地震や火災の動画を観ながら災害はいつ起こるか分からないことや火災防止対策などについて再確認しました。避難に関する三択クイズで出題者の大魔王が画面に現れると笑みがこぼれて和やかな雰囲気になりました。「1月中にブラインド(抜き打ちの)訓練」をするので、よく考えて落ち着いて行動しましょう。」という先生の言葉に子どもたちは大きく頷いていました。


《朝会(体育)1月14日()

  ピラミッドマラソンに向けた朝の練習が始まりました。本番、子どもたちは1・2・3・5㎞いずれかの距離を選び、ギザの三大ピラミッドの近くを走ります。5分間走ったあとの子どもたちは、「8周も走れたよ!普段も走っているから、本番も同じペースで走れるようにしたいな。」「去年よりも長い距離を走れるように、持久力をつけていくぞ。」「先生たちより速く走りたい!」など、それぞれの思いを友だちや先生と話していました。


《第5回避難訓練》130()

 今年度最後は、地震から火災が発生する設定の訓練をブラインド方式(日時を知らせない)で行いました。2時間目の授業の終わり頃、地震発生の緊急連絡が入り避難訓練が始まりました。児童・生徒は、机の下に身を隠し揺れが治まるのを待ち、その間、職員が手分けして安全確保や避難補助を行いました。その際、家庭科室での火災発見の連絡が本部にあったため、揺れが治まると、全員が火元から離れた場所へ速やかに避難しました。「備えあれば憂いなし」最後に校長先生のお話を聞いて訓練を終えました。


《ピラミッドマラソン》1月31日()

 青空のもと、ギザの三大ピラミッドを背に子どもたちが元気に走り出しました。「下を向かずに最後まで走り切ります!」と気合十分の子どもたち。自分で決めた1・2・3・5キロメートルの距離を、目標タイム以内でゴールできるよう、これまで朝の練習や体育の時間に練習をしてきました。走り切った子どもたちは「5キロメートルを25分以内で走るという目標が達成できて嬉しかった!」「ピラミッドを見ながら走るのが気持ちよかった!」と、晴れ晴れとした表情で話していました。


《朝会(豆まき)》2月3日()

 5・6年生による豆まき朝会がありました。節分クイズを通して、「鬼は外、福は内!」というかけ声の意味や、豆まきに込められた願いを知ることができました。鬼のお面をかぶった先生たちに思いっきり豆を投げる子どもたち。鬼は棍棒を持って、逃げる子どもたちを追いかけました。「家族にも節分のことを伝えたい!」「豆(落花生)をもらえて嬉しい。」と、日本の伝統行事である節分をみんなで楽しみました。


《なかよしランチ》2月5日(水)               

 今年度最後のなかよしランチは、中学部の担当でした。まず、体育館に集まり、児童・生徒と教員合同の6つの班に分かれてお弁当を食べました。その後、班ごとに「エジプトをイメージした折り紙・切り絵の作品作り」をしました。条件は①製作時間は15分間②材料は中学部が準備した色画用紙の切れ端と折り紙のみ。③下書きをしていいのは1,2年生のみ。「ピラミッド、らくだ、砂漠、カイロタワー、ナイル川、日本人学校、国旗、街の様子・・。」短時間で、思考を凝らして素敵な作品を完成させました。中学部の生徒は1人ですが、立派にやり遂げました。


《第10回講話朝会》2月11日()

 なかよしの日の音楽グループの合奏『きらきら星』から始まった、荒巻敏江先生による講話朝会。「専門の音楽を生かして、海外で頑張っている子どもたちに音楽を楽しんでほしい」という強い思いを持ち、3年間、素敵な音楽の世界へと導いてくださいました。CJSの思い出を語る荒巻先生のまなざしは優しく愛に満ちていて、子どもたちとの時間の充実感と温かさを感じました。特に「人生はおもしろい」というメッセージは心に響きました。


《ジャパンデー》2月13日()

 待ちに待ったジャパンデー当日。1・2年生は紙風船・こま・将棋くずし、3・4年生は竹ぽっくり・箸つかみ・あやとり、5・6年生は日本文化クイズ・福笑い、中学部は書道・切り紙、全校ではトークセクションやどら焼き作りのブースを用意して、交流を行いました。「このおり紙はどうやって遊ぶのですか。」など多くの質問を受け、日頃学習している英語やアラビア語を使って答える子どもたち。CJSの子どもたちにとっても日本文化についての理解をさらに深めるよい機会になりました。


《委員会朝会:後期総括》2月18日(火)

 後期委員会のふり返りをしました。企画委員会は「学習発表会の司会を頑張ったり、ChallengeJoySmileの標語を作ったり、節電節水を呼び掛けたりしました。」、放送委員会は「大きな声ではきはきと放送でき、『今日は何の日?』でみんなに楽しんでもらいました。」、図書委員会は「人気の福袋コーナーを作ったり、図書館の地図を作ったりして楽しい図書室づくりができました。」と発表しました。最後に海外子女文芸作品コンクールの表彰があり、子どもたちは入賞した友だちと喜びを分かち合っていました。学校賞もいただき、玄関に掲示しました。


《エザートさん叙勲伝達式》2月18日(火)

 エザートさんは35年間カイロ日本人学校の渉外担当職員として精勤されました。また、業務のみならず、日本とエジプトの架け橋となり友好関係づくりに務められるなどの功績が認められ、日本国天皇陛下から「旭日単光章」を叙勲され、岩井大使から勲記勲章が授与されました。その伝達式が大使館主催で本校において行われました。式典では、カナダ大学のカラム先生、前校長の蔦林先生、児童生徒代表などたくさんの方々からお祝いのメッセージが届きました。エザートさんは、目頭を熱くしながら受賞者の言葉を述べられました。


《ラマダン朝会》2月24日()

 3月1日()から始まるラマダンを前に、エザートさんとザカリアさんからラマダンについてのお話を聞きました。イスラム教の人たちは、イスラム暦の9月(今年は3月1日から30日まで)、断食をすることでコーランを守り、我慢強い心と健康な体をつくり、貧しい人に思いを馳せているそうです。子どもたちは、最近街中で見るファヌースというランタン飾りを思い出したり、「ラマダンカリーム」という挨拶を知ったりして、とても興味深そうに話を聞いていました。


《第11回講話朝会》2月25日()

   福島愼哉校長先生による最後の講話朝会でした。三遊亭歌之介という鹿児島弁だけで落語をしている人がいます。校長先生の表情や身ぶり手ぶり、声の調子で語られる巧みな『桃太郎』の落語に、ケラケラ笑う子どもたち。鬼のような世間を鬼が島になぞらえたり、きびだんごには贅沢してはいけないという教えが込められていたりすることを知りました。大切な教えがたくさん込められている桃太郎を、改めて落語で楽しむことができました。


《ショコラン朝会》34日(火)

   日本人学校はたくさんのエジプト人スタッフの皆さんのおかげでスムーズに安心して生活することができています。警備員、掃除担当、用務員、バスの添乗員・運転手、事務員、総勢21人。全てのスタッフの皆さんへ感謝の気持ちを伝える会を開催しました。アラビア語でメッセージを伝えたり、一人ひとりにメッセージカードを渡したり、アラビア語の歌を歌ったりしました。さらに、保護者からも感謝の品が贈られました。スタッフの皆さんは嬉しそうに笑顔で子どもたちを見つめておられました。


《卒業証書授与式》3月17日()

 今年度は6人の児童が小学部を卒業しました。卒業証書を受け取る姿は本当に立派で、まっすぐ前を見つめる卒業生の瞳の中にはこれからの明るい未来とたくさんの可能性が込められているように感じました。旅立ちの会では『365日の紙飛行機』を合唱し、自分たちを守り育ててくれた家族への感謝の気持ちを伝えました。最後の学級活動では、日本に帰国する卒業生とこれからもCJSの中学部で学ぶ卒業生とが肩を組み合い、「どこにいても心は繋がっているからね」と励まし合う姿が印象的でした。


《修了式・離任式》3月18日()

 修了式では、児童代表が「リコーダーをもっと上手になりたいと思って練習を頑張りました。来年は最高学年になり、学校を支える存在になりたいです。」「ジャパンデーでは、知っている英語やアラビア語で上手に日本文化のことを伝えられて嬉しかったです。」と、自分自身の成長に喜びを感じながら堂々とスピーチしていました。離任式では、今年度で帰任される先生方と退職される現地スタッフの方から、心温まる励ましの言葉をいただきました。多くの保護者のみなさんも駆けつけてくださり、感謝の気持ちをたくさんいただきました。ありがとうございました。